下山時に膝が痛くて歩けない、、、最初の頃はこれが悩みでした。今でこそ 20kg の荷物で 1日10時間、2,000m を登下降しても大丈夫になりましたが、初めの頃は 2-3時間歩くのもヒヤヒヤ。いつ膝の痛みがくるかビクビクしながら歩いていました。
今回の記事では、膝の痛みに対して私が試してきたことを紹介したいと思います。
目次
前提
30代の男性です。学生時代は運動をしてきましたが、社会人になってからはほとんど運動をせず、日頃の仕事も基本的にはデスクワークな環境でした。そのような中、昔からの友人に登山に誘われて、少しずつ山に行くようになりました。ちなみに、昔から CW-X を愛用していたので、登山中に CW-X(サポートタイツ)を履くというのは実践済みでした。
痛くなったきっかけ
あれは登山をはじめて 3-4回目ぐらいのことだったと思います。忘れもしない丹沢の大山。今でも恐ろしく感じています。それまでは、筑波山や高尾山、御岳山など、東京近郊の軽めの山に登っていました。いつもは下山の途中で「少し膝が痛いな」ぐらいの感じでした。
ただ、この日は違いました。違和感を覚えたのは山頂でカップラーメン用のお湯を沸かしているとき。そういえば山頂碑の写真を撮っていなかったなぁ、と思いベンチから立ち上がったときにすでに膝が痛くなっていたのです。登りだけで痛くなったことがなかったので驚きました。まあでもなんとかなるだろうと下山し始めたところ、30分程度で歩くのがつらくなり、最後の方は一歩ずつ顔を苦痛に歪めながら歩く始末。ロープウェイとの合流後は手すりに頼りながら足を引きずるように車まで戻りました。
とてもショックでした。久しぶりに良い趣味を見つけたと思ったのに、これぐらいで痛くなるようでは色々な山は到底行けない、、、そのようなことばかり帰りの車では考えていました。
その後は、毎日のように膝痛に関するブログや雑誌の記事を探しては読み、良さそうであればそれを試すということを繰り返してきました。
対策1:靴を軽くする
ブログでよくあったのは、荷物と靴を軽くするという対策でした。すでに荷物は軽かったので、靴を軽くしようとトレランシューズを買いに行きました。
私の場合、一番はじめはコロンビアの軽量トレッキングシューズを履いており、いまは無き入間のミレーアウトレットでセールになっていた Lafuma のトレランシューズに履き替えました。370g とものすごい軽量なシューズです。
結果
まったく改善が見られませんでした。元々履いていたのがトレッキングシューズで大して重くなかったからかもしれません。
出費: 約8,000円
対策2:インソールを交換する
次によくある対策として、インソール交換を実践しました。色々と調べてみて、買ってみたのがクッション性が高いと評判の「SORBO(ソルボ) トレッキング」と登山向きと言われる「SUPERFEET GREEN」。
結果
まったく改善が見られませんでした。ちなみに、SUPERFEET GREEN は今でも時々使っています。膝痛には効かなかっただけで歩きやすさ的には結構おすすめです。
出費: 約7,000円
対策3:トレッキングポールを使う
安くて軽いカーボン性のストックを Amazon で購入しました。
結果
少し改善が見られました。ただ、痛みが出るのが遅くなるだけで、痛みから逃れられるほどではありませんでした。最近もストックは持ち歩いていますが、基本的には怪我した時用と割り切っており、数年に 1回使用する程度です。
出費: 約12,000円
対策4:歩き方を変える
今まではそろりそろりと足をおろして、可能な限りショックを与えないように歩いてきました。これをスキーで滑り降りるときのようなイメージに変更しました。
結果
痛くなくなりました。ただ、膝を曲げたままスタスタスピーディーに降りていくため、太ももの筋肉にはかなり負担がかかります。また、これを試すに至るまで 6回程度の山行を経ているため、単純に筋肉がついた、慣れたということもあるかもしれません。
出費: 0円
まとめ
私の場合ですが、結局は歩き方を変えることで膝痛が解消されました。今は特に何も気にすることなく歩いても日帰り程度であれば痛むことはまずないため、歩き方よりも単純に下山用の筋肉がつくことが重要だったのかもしれません。ただ、階段をどしどし飛ばしながら歩くとさすがに膝が痛くなってくるため、歩き方で膝への負担が大きく変わるのは間違いありません。
歩き方は、本や雑誌、ネットで検索すると多種多様な意見が多く戸惑うことが多いと思います。歩き方については色々と試したのでそれについても記事にしたいと思います。